飽商909の"ナローな"時計部屋

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2016年 01月 26日

零下の鋼鉄ブレス時計 Ⅱ。。。暴挙編

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"冷え切ったブレスを腕に通して"。。。


それは時計愛好者としては決して愛のある行為とは云えない暴挙だった。...しかし試してみたい欲望を圧える事は出来なかった。

昨夜、外気温は-5℃


...実は前の記事の最後の一節を書いてて、ふと思ったのだ。。。

我がアクア/ブレスはこの極寒の中、サーバイブする事が出来るのだろうか?

零下5℃という環境下では、内部の油脂が凍結し機関は徐々に軋み出し やがて最後にその動きを止めてしまうのだろうか? ..それはもしかしたら精密機械にとっては致命的な事かもしれない。しかしPATEK ラインナップ中、最も強靭な部類に属すと謂れるアクアノート。トラベルタイム機能が付加されているから密閉性は以前の定期マガジンに紹介されていた其の前述の"強靭”という台詞程あるとは到底思えない! ..が!もし無事生還が叶ったら極寒の地での耐久性能も実証されるのではないか? いや? その可能性は極めて低いと思う。。。葛藤


...しかし非情なるこの冷徹オーナーは溢れるその衝動を遂に抑える事を出来なかった! そして就寝前、愛用の一本をベランダの隅にそっと置いたのであった! 時刻はAM1:30少し前 ! *日本との時差は1時間。







...そして夜が明け。。。🌞

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*本日 回収時間はAM6:52。


完全に冷え切っております。..が、どうやら時刻は正確に刻んでくれている模様です。正直、ほっと一息。ならやるなや?って感じ。

回収時の気温は1℃上がって-4℃。トータル5時間強、その辺の温度をクリアした事に相成るのでしょう。このfactは一般的な温帯の都市、大枠の亜寒帯未満の気候なら耐えられる。..と言ったところでしょうか? 大袈裟に"-5℃極寒の一夜を鼓動を止める事なく正確に稼働し続けてその強靭さの一端を証明した!"..とでも書きたい所ですが控えましょう^^;..まぁでも別にこのカテゴリー*耐久性/強靭性押しで売っている訳ではないと思いますので、飽くまで其の辺の'ニュアンス'で捉えた方が良いのかも知れませんね?

*因みにジュネーブシールの検査基準では5姿勢、3温度(4℃、20℃、36℃)での精度キープをクリアせねばならない..とされている。零下温度の検査項目はないが更に厳しいとされるPPシールではどうなのだろうか? その辺も気になったりする。
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いちおうの強さを証明してくれた愛機。

此れでいつの日か訪れるであろう極寒の地への旅へも、これまでの高温多湿の地と同様に安心してパートナーとして帯同出来る事を確認出来た訳です。まさにアクティブかつオールマイティなトラベルウォッチとしての本領!..そしてWTと共に我が永遠の旅の友と言えましょう🌍♪



*この実験は飽くまで個人的な趣味の域を出ない素人の稚戯としてご嘲覧願えれば幸いです。同様の環境下で試された場合、実験対象の時計が破損若しくは不具合を発生しない保証はまったく御座いません事をご承知おき戴ければ..と存知ます<(_ _)>

by one_after909 | 2016-01-26 08:51 | PATEK PHILIPPE | Comments(7)
Commented by dachiro at 2016-01-27 16:10
酷寒から無事のご帰還、おめでとうございます!
エンデュアランス号のシャクルトン隊もかくやと(涙)
余りに寒いとやはり潤滑油が凝固するんでしょうかね?
夜中(明け方)にカラスとか猫に持って行かれたらと思うとコワくてなかなか真似できませんが・・・(笑)
Commented by one_after909 at 2016-01-27 18:10
dachiroさん
われ無事帰還いたしました(^-^)ゝ
..でも正直な話、ちょっとドキドキしましたよ^^; しかも猫とかカラスとか全然想定してませんでした。。。(甘!)

凝固。どうなのでしょうね〜?クルマと一緒で化学合成油だから..とかあるのでしょうか?
ちょっとコレから影響が出てきやしないかと又ちょっとザワザワと(苦笑)

過酷な南極探検隊には無理でしょうけど、軟弱な都市生活者レベルでは想定範囲のあらゆる
環境に対応可能と立証されました〜^^
Commented by 穴ロク at 2016-09-08 22:57 x
久々に書き込みさせていただきます
この5164のブレスは 5167のものを流用されたのでしょうか?
もし可能であれば最強モデルになりますね!
Commented by one_after909 at 2016-09-09 22:56
穴ロクさん コンバンワ^^!

ハイ。ブレスは67純正を無加工で装着致しております♪ FFの段差に目を瞑れば..仰る通り最強!かもですね〜^^

..少し涼しくなって発汗が少なくなったらまた着用したいと思います。。。
Commented by 穴ロク at 2016-09-10 07:08 x
ありがとうございます。とても有益な情報です。
5164A 購入のハードルが(金銭面をのぞいて)少し低くなります(^_^.)
1月25日の横から撮った写真を拝見いたしますと、実に自然で違和感はありませんね。よろしければ、フラッシュフィットの段差のことを もう少し詳しく教えていただけませんでしょうか? ベゼルからの流れはスムーズでしょうか?
Commented by one_after909 at 2016-09-10 20:48
この様なかんじで。。。^^

段差以外はブレス自体に結構厚味もありますので、ボリューミーなケースに負ける事もなく非常にいい感じだと、私見ですがそう思います♪

この段差を許容出来るか?どうかですよね^^ ..続報、また楽しみに致しております〜☆
Commented by 穴ロク at 2016-09-11 07:49 x
再度のご返事ありがとうございます。
確かに1月26日の最初の写真を拝見すると ラグとベゼルの接合部(特に縦部2か所)にわずかなギャップが確認できますね

ウ~ン これを容認できるかどうかということですね?
教えていただいたからこそ意識するわけで、そうでなければ気付かないかもしれませんね(^_^.)

たとえそれを認識しても、ブレスと5164ダイヤルのフェースの一体感は捨てがたいものがあります。
ノーチ5711のように ベゼル左側の2つの操作ボタン(エラ)との相性も抜群。

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