
今回唯一個人的に訪問したいな、と思った処は2箇所ありましたひとつは結局行けなかったキメラ・ハウス。そしてもう一箇所が此処です...
チェルノブイリ博物館
何箇所かのスペースに区分けされた 夥しい数の展示品/資料の数々に圧倒されました。入場料の10クリブナを支払いました後、写真撮影は?と身振りで尋ねられましたので場所が場所だけに少し
(いえ、かなり)躊躇致しましたが、更に倍の20クリブナを支払い画像に残させて頂く事にしました...。
当日は零下2度程でしたでしょうか?暖房が効いてるにせよ薄ら寒さすらを通り越して戦慄すら感じさせる"諍いによる破壊の記録"ではない事故での惨事の記録。。。前例のない見えない恐怖との対峙、そして其の生々しい記憶だけではなく、この20余年で蓄積された統計的な資料としても(勿論此処では展示されてるだけに留まりますが...)・・・例えば...風向きとか気流を鑑みた上での各地区の放射性物質の分布/濃度などの推移。また其れを簡易映像化してどの様に拡散して行ったのかを明示するもの。

痛ましい、犠牲になった子供達の遺影。
...そして小児医療に関する記録、残念ながらロシア/ウクライナ語は解せませんので詳細迄は理解し得ませんが恐らく当時のソビエト連邦の体制とかを鑑みたと致しましても、相当な統計結果が蓄積されているのではないかと?推測します。。。事故当時から時間が経過して、当時の子供達が成人しそしてまた次の世代の生命を宿す。果たして...
(*ご存知の通りネット上にも様々な統計資料が垣間見れます。)
これが日本の将来の姿か?...とか短絡的な論議は出来ませんが、参考にさせて貰える事は多いのではなかろうか?..と感じます。
展示品は軍関係の資料、実際に使用された品々、作業に従事された方々の遺影/遺品
(*これらの中には今だ放射線を放っているものも少なくない様であります)手記、亡くなった子供達の玩具など、もの凄い点数です。

当時からの日本との様々な関わりも然る事ながら、入り口の処に設けられたモニュメントには胸を打たれるものが有りました。