飽商909の"ナローな"時計部屋

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2019年 02月 16日

WINGS OVER EUROPE ライブ盤を聴く ...

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オープニングは"Red Rose Speed Way"LP同様『Big Barn Bed』でのスタート。一聴ラフに始まったかに思えた演奏は...しかし予想そして遥か昔に聴いた海賊盤での当時の印象を大きく覆しコーラス・演奏ともに恐ろしい纏まり具合ではないか?

疾走感のあるギターで始まる2曲目は一体何なんだ?







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何と!これは『出ておいでよお嬢さん』の前哨なのか? そして聞き覚えのあるリフで本編は始まる! いいオープニングの掴みだ!


Sir.はこの頃30代に差し掛かったばかりで脂も乗り切っていてもうバリバリだ。スワンプなノリな『Smile Away』は同じく"Ram"のLPより。途中の緩急を付けて盛り返す辺りなど、もう現代のライブでは絶対に聴き体験する事は叶わない、この時代の曲達。そう!これを望んでしまっていたのだ!...しかしこうやって音盤の中で最早初体験と言って過言ではない荒削りさで迫ってくるこの演奏を音源を今、聞ける事に大いに感謝したい!と寒いぼ(鳥肌)をぶんだてながらそう思う。

続いてメドレー気味に繋がる『Bip Bop』は"Wild Life"から。な、なんて新鮮なんだ!? LP買った当時、申し訳ないけどこの曲と次のんとか1〜2回聴いて『もういいや...』って気分になったのに

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これはジェフが鎮座してるから1年程後の一枚でしょうか?...KEYのベースを抱えたお姿は当時"complaint to the Queen"って海賊盤のJKでよく目にしたが違和感アリアリでした。やっぱりリッケンのイメージとかがね^^:


そしてその『Munbo』。これもLPで聴くより...そしてその昔聴いた海賊盤のプアな音質では感じ得る事が出来なかった興奮!腕利き達の組み立てのバンドのグルーブ、空気感はまさに'70年代初頭の衝動だ!

Blue Moon Of Kentucky』...当時は何とも田舎臭い曲で何でポールがこんな曲を?と思ったものだが、背景/ルーツを知った今では捉え方も違うし、ハープもイカしている。

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ブルージーな曲が続く。この辺りはヘンリーの真骨頂か?『1882』もこの時期ならではの音触りの一曲。当時は眠い演奏・曲だと思ってたが(笑) そしてポールのイントロデュースで始まるPOPなデニーの『I Would Only Smile』は後のスタジオテイク(*COLD CUTS用でしたっけ?)でも聴けたけど、'79年の"Back To The Egg"期の『Again And Again..』と肌触りがよく似てるし、'76年のムーディーブルース在籍時の『Go Now』のライブの雰囲気を既に醸してますね?

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物議を醸した『アイルランドに平和を』のライブバージョンだ!こんな曲今ではもう絶対叶わない演奏だ。ごく簡潔だが前説を入れている。..ジョンもこの同じテーマで『The Luck Of The Irish』を発表した。厳しいキーの曲だがボーカルは凄い迫力でこれぞポールだ!

The Mess』はマイラヴのシングルのB面に収録されていたから当時もいい音で聴けた。続く似たような曲調な印象が残ってる『Best Friend』もいい音で聞いた記憶があるけど...何故だろう? COLD CUTSのやつだったのかな? そして続く'75年〜'76年の大規模なツアーでは恐ろしい程のインパクトでシャウターポールの本領発揮なエンディングナンバーだった『Soily』その構成/演奏はよりラフかつソリッドだ。これを聴くと'76年バージョンの練り上げ・完成度(そして演奏)の素晴らしさが際立つ。...しかしこの当時の観客は如何にポールでもリリース前や未発表やらの知らん曲を沢山*曲順はこうでないにせよ聞かされたものだ。


ナント幸せな・・・

コンサート行く前に事前にセットリストがわかっちゃって、余程の事がないと予定調和でしかない現代は便利だがある意味、選択しなければ予定調和でしかない。勿論 目を瞑らない自分に非があるのではあるが。。。-_-


I Am Your Singer』 個人的に大好きな曲だ。リンダに対し観客が凄く暖かく、鳥肌が立ち目頭が熱くなる。*よくブーイングとかの記事読んだり'79年の『Cook Of The House』とか『Wonderful X'mas time』(だったか?)での曲前MCでの『一緒に歌って!』の時の冷やかしとか聴いてて...デニーとのコーラスも良い。続いてはそのリンダがポールと仲良くリードを執る『Seaside Woman』。確か高校時代にポール関係のレコードリリースが無かった年にリリースされてシングルで買った。両面とも好きだった。『C Moon』と同様レゲエ調の一曲。

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Wild Life』は同名LPのタイトルトラック。野生?なんかこの曲だけLPのイメージから浮いてるなと当時感じてた。全編で感じるsimple & naturallyな感じ=曲調・演奏は良く理解出来るがこれだけ突出して重苦しいアレンジとmessage性を持つな..と。さてここからは、シングル曲や有名曲が続く。

デニーの曲紹介に導かれての『My Love』。なんて艶やかな声(ため息)。そしてリリースレコードでは割愛された素敵なリンダのコーラス...凄く新鮮で感動的。『メアリーの子羊』この歌を聴くのは一体何年振りだ?懐かしいな。 当時は批評に晒されたらしいが...位置付けとかそう言った捉え方すれば難しい立ち位置だが、小さな子供達にはとってもチャーミングな判る曲だったんじゃないか?と改めて思う次第。

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恋することのもどかしさ

この頃から現在まで、主要なライブでは必ず演奏される極初期の最重要曲。ライブバージョンでシングルカットされたがスタジバージョンではシングルになってない。シンプルにポールの良いところがぎゅっと詰まった素晴らしい曲。ボーカルも...。しかし歌い回しは既に後年の感じが出来上がっている。

メドレー気味に繋がる変調の『Hi Hi Hi』は違和感あるぞ。そしてラストは『のっぽのサリー』これはブリンズレイシュウォーツとのあのCan't Stop!リフレインバージョンを期待したが。。。それでもジョンの『Money』同様、たった数年しか経ってないのに、バックが変わればまた印象を異にします。この時代特有の感じもあってやっぱりクロージングとしては最強の一です。


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


'76年のOVER AMERICAの様なカチッ!とした王道的な纏まりは希薄と言えましょう。..しかし大部分は今では絶対聞けないだろう当時最新曲どころか発表前の演奏も含まれており、数年後の"再度の君臨前"のその、例えればWINGSのハンブルグでありキャバーン、英国国内/欧州都市ツアー的な成長・ステップアップの記録。そして単なる再発に合わせた未発表記録の発表ではない。長年封印されてきたからこそ、今この時代='73年から起算すれば45年の昨年2018年に解き放たれたその意義。それは個人的には今でもLIVEで我々を楽しませてくれるSir.のライブ、そこに"欲しい!""追体験したい!"と思っていたゾーン。...失われたビートルズ解散後、'70年代初頭あの時代の躍動(勝手な要望・欲求、ごめんなさい<(_ _;)>)、勿論生(LIVE)ではないのだが鮮やかに届けてくれた。これは長年海賊盤で聴いてきた数々の音源を一蹴してしまうインパクトでした。


その'76年の記録の様に絶頂期WINGSライブの決定版ではない。録音場所によって?の顕著な音の差とか気になりはするけど、しかしそんな細かい事ど〜でもええよ!的な素晴らしさがここには確かにあります...Sir.世に出してくれて有難う!と心より御礼申し上げたいです^^♪








PS:これは'79年もこの調子で期待出来る...やな? "Back To The Egg""London Town"で会いましょう!


by one_after909 | 2019-02-16 10:22 | THE BEATLES | Comments(0)


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