
例えば Matt Damon 扮する Carroll Shelby の駆る Cobra のステアリングの裏っ側の凸凹が覗くだけで...金属サンドイッチした細いウッドの感触の記憶が蘇る!
三つのペダルはまるで足踏みオルガンの様に忙しなく、無骨にガコン!とギアの入る金属のなんとも云えない音。
ブレーキディスクはマジにあんなに燃えるのか!? 素人にはわからんが...
もう堪らないシーンの連続!
7,000rpmの世界には縁はないけど...フツーの車好きにはマニュアル車を操るあの感触の様なものが手と脚に、その愉しみ悦楽がリアルに蘇る。

'60年代のLe Mans。最初の6年勝ったFerrari、Fordが残りの4回を獲った其の後の王者は...この抜かされた車の。そして近年此処2年はなんと!
宣伝で謳われた友情やら王座奪取への野望、企業策謀の類のヒューマンドラマは勿論だが、見てるだけで胸がすく車、そして迫真のレースシーンの描写が堪らない!それもやはりCGだけでなく実際レプリカ車で撮影した臨場感の為せる技なのでしょうね?
やっぱり車はいい!
これに尽きる!あの時代の車好きは絶対楽しめる事請け合いです^^
その単純明快スカッと!爽快な"車"な部分と同じくらいぐっとくる映画でした。思わずモトリタのステアリングが恋しくなりました♪ ...換装するか(笑)?