飽商909の"ナローな"時計部屋

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2020年 08月 20日

Réunion Vanille

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MDM聖書『王の時計』より...


ラバーバンドの"香り"についての考察。


この時代のウブロ唯一の日本語文献・専門書である『王の時計*英題『Hublot The Watch Of Royalty』。そのP85に詳細に記載されております。

*ゴム臭の問題。
*アルコールをベースにした芳香類はゴムと混合する事が出来ない。
*粉末バニラによる解決。
*レユニオン島産の最高のバニラを採用。
*この島には受粉昆虫がいない為、人工受粉*による苗木。
*香りは購入時には顕著ながら着用数日中に徐々に減少する。


これは時計バンドに於ける画期的発明でしたね? この権利(特許)を何処が保有しているのか?そもそも存在するのかは不明ですが、後年のmodelでスタンダード化された事を鑑みれば...明白です。更にドラマを生むのはこのレユニオン島のバニラ、この人工受粉のビハインドストーリーである...

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奇しくも先日、タンカーの座礁したインド洋モーリシャス島のある意味ほんのお隣の島ですね。








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Edmond Albius。同島生まれの所謂"奴隷"である。彼がバニラの人工受粉の方法を発明したのは1841年、弱冠12歳の時。奴隷の子供、黒人。想像の如し...である。その7年後にフランスにおける奴隷制度が終焉しても尚、終生彼が報われる事なかった。

レユニオン島のバニラ栽培は世界一となり、時計マニアにはお馴染みのパリ万国博覧会ではグランプリを受賞した。。。

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...されどバニラ。であります。




by one_after909 | 2020-08-20 20:55 | etc...etc... | Comments(0)


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