飽商909の"ナローな"時計部屋

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2022年 10月 04日

4 Cat's eyes…そしてRevolver

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Photos courtesy of Peter Hodgson


これは凄い!1961年7月にハンブルグから戻って間もない頃だそうです。

ジョンの325、キャッツアイx 4 そしてコフマンも付いてる。カジュアルな装いもあってなんか新鮮^^

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Photos courtesy of Peter Hodgson


ポールのシャウトの表情ええな。何より、皆お若い^^

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そのジョンの325(V81)と同じ我が'58(V102)は2キャッツアイ。1年後の'59年の335は4キャッツアイ + 共にコフマン。

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さて、それからたった5年の後にリリースされたアルバムの事。


Tomorrow Never Knows』は初聴時、私的には生理的不快感伴ったSE音と、逆回転全開!不気味なオーケストラ?初めて聴いた当時先鋭的にぶっ飛んだ曲…とは全く感じずただただ単調な変な曲って認識しかなく「REVOLVERアレルギー・毛嫌い」発端の一要因だった。端的に言えば中学の頃の僕には全く理解出来なかったんだ。


多分、GoちゃんかHボンか誰かから借りて聴いたのが最初だったと思うけど、盲信下にあっても「欲しい!所有したい!」とは全然思わなかった。
Goちゃん/Hボンの兄ちゃん方が珍しかった海賊版LPとか持ってて懇願してパリのライブ盤譲って貰った懐かしい記憶。因みにまだ持ってる。


自己分析すれば…

And Your Bird Can Sing」とか、Forever冊子や書籍でようやく時系列が朧げに掴めたあたりで明らかに頭でっかちになってた中坊には「なんか昔(初期)のヒット路線なポップ感が今更いやらしいな?」とか生意気に思ったものだし、「Dr.Robert」とか、後年知る事になるボブディランっぽい歌い回しとか圧倒的に厭だった。「I'm Only Sleeping」文字通り眠た気な鼻に掛かった歌声が厭な感じの只の寝ぼけた歌。そもそも変なカウントから始まる冒頭の「Taxman」からしてジョージの極普通のロック曲から「Yellow Submarine」のシングルの裏面で聞いた事あって"名曲「Yesterday」みたいにはそうそう上手くいかんのぅ?"と生意気に思った「Eleanor Rigby」と続く流れは、税金取り(?)にお墓のエピソードと何か漠然たる不安感を煽られたスタート1/2曲目な記憶が残る・・・。


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丁度今から10年前の今月、リバプール・ウールトン教会にて撮影。…さすがにお墓と一緒に写る気にはならなかったけどやっぱり撮っとけばよかったかな^^?

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全貌。少年ポールは此処の佇んで碑銘を読んだのだろう… そういえば長崎に越した当時、何も深く考えず遊んだなぁ。今思えば不謹慎ながら^^;



Here There And Everywhere」も素敵な曲でコーラスも綺麗なのになんか煮詰まってないな?*これはもっと後年な印象だっけな?とか「I Want To Tell You」のピアノのコード、不協和音で聞いてて気持ち悪い。厭!その他、変なインド音楽や取るに足らないどうでもいい曲…と、もう今では"冒涜"と詰じられるであろう散々なネガティブな印象しかなかったのがまごう事なき当時の正直な感想でありました。

純然にいい曲、これぞビートルズ!と感じたのは「Good Day Sunshine」と「Got To Get You Into My Life」そして『Love Songs』に入ってた「For No One」(全部ポール(笑))が準ずるくらいだったと思う。



その翌年か翌々年だったかに、『Rarities』の米盤の方に入ってた「I'm Only Sleeping」を聴いて、有名曲の狭間で何かその'よさの片鱗'みたいな、この頃のジョンの味みたいなものの賞味方法をはじめてちょっとだけ、無意識に感じ得た。同様によくわからなかったインド音楽の良さも此方は英米盤両方に収録された「The Inner Light」で初めて知った*『Revolver』収録曲ではないが。…

しかし自分の中のアルバム評価復権には至らず、高校生になってよりDeepな沼にどっぷり浸かった時期にあっても其れは変わらず終いでした。






さて、公開された『Tomorrow Never Knows』。このテイク1はAnthologyにも収録されてたけど終わりの所がちょっと長くジョンの呟きが入ってるな?
Raritiesの時同様、このAnthologyで聴いたそのTake1では「お!?新鮮でええやん」と思った。

ドラムの響きはデジタル処理(?)された趣きでヘッドホンで聴く限りだがそう聞こえる…が、それでもやっぱり"新しい音"は興味深い。…まぁ私的問題はそこではなく盲目的にCDのセットを揃えるのか?もう辞めるか?ってトコなんですがね^^; モノ整理下にあってもうええ加減・・・だし。これを機会に予てからのと或る目論みを成就さすか?とか色々考えてます。




…時系列は整理され、時代/制作背景やなにより曲の意味・録音記録/資料などがより明白になって、時の経過と共によく咀嚼され時代はこのアルバムを"最高傑作"として位置付ける趨勢にあって、今年・今月この新装盤を目の当たりにして自分の中の印象はどう変わるだろうか?案外それが一番楽しみだったりします^^
「さすが、ビートルズ!世間が評価した通り素晴らしいアルバムやってんな!?」…とか言ってたら自嘲^0^


by one_after909 | 2022-10-04 23:28 | THE BEATLES | Comments(0)
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