美貌なれ昭和 - オリジナルサウンドトラック
諏訪根自子さん音源は、全てCDで聴く事が出来ますが物語のサントラとしてはLP/カセットでしか味わえません。
"物語の…"と書きましたが、激動の昭和初期のサントラをその時代の寵児・根自子さんのヴァイオリンとして捉えれば実に感慨深きものがあります。
「ハバネラ形式の小品」は小室さんバージョンも収められており、その流麗な調べのコントラストも興味深いですが、戦時中、根自子さんもドイツで録音された「ホタ」、そしてお見事なベートーベン「クロイツェル」(*この翌年録音される事と相成る)と所縁(ゆかり)の曲の小室さん演奏の聴きどころも多いです。 (それらの曲は実に効果的かつ見事なタイミングで挿入されており、実演奏シーンも素晴らしい!)
古い断片的な映像を見る度に、新たな映画/ドラマ化を切望せずにいられません。
・・・そして現在(いま)、はじめてヴァイオリンの演奏會に赴く予定です。ドキドキ
