飽商909の"ナローな"時計部屋

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2023年 03月 06日

1947 生活文化


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お濠の向こうの梅園の木々の芽もきっと綻んだでしょう


ポカポカと暖かい週末、ぶらっと歩きにちょっくら大阪城公園迄。人出も多く彼方此方でライブ演奏の音が賑々しく、なんかいいですね110.png

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ま、根の暗い自分としてはこんな冬枯れの風情が好きなのではありますが、それでも開花の季節は心躍るものがあります^^


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こちら側の一本梅。美しい・・・







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当時、鎌倉ご在住の根自子さんご一家をアポなし突撃取材(?)された様子がなかなかに興味深い記事となっております♪

旺文社 生活文化 昭和二十二年 四月號

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鎌倉の空氣はいつも明かるく、落着いた歴史の都を沁沁と感じさせられる



…と言う書き出しで始まり、(鶴岡)八幡宮を右に折れて30分「諏訪根自子」の表札のお宅に着くところから始まる2㌻の内容は殊の外面白かった^^ まったく大らかな時代の為せる業とは言え…ですが、なんとなくGoogleマップでそんな路々を辿ってみますと、金沢街道/R304の滑川沿いであられたのかな〜?とか。


内容はまた追って、muuseoの方へアップしたいと思いますがここでは2点ほど。先ずは

弟・重麿さんのこと。萩谷さんの書籍でも大森にホテルを起業される旨の記述がありましたが、この時点('46年)で既に…なご本人の発言が記載されていて大変興味を抱きました。その具体的内容としまして、曰く「株式會社ホテル『オデオン』を友人天野さんと經營」「三階建ての近代的建築の粋」「設備においては絕對東京一、いや日本一」「インテリー階級の高級な方達に利用戴きたい」等々、語気昂る文字が躍ります。このホテル・オデオンの存在は知り得ません、設立され存在したのか?or?・・・ホテル大好きとしましては気になる所で御座います♪

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そしてインタビュアーさんが最後に「何かご希望は?」と伺われ。ここでも根自子さんはやはりとお応えになられたところでしょうか?同年末の『婦人倶樂部』12月號でも同様の御発言がありましたので切実だったと推測されます。

当時の住宅事情(世相)のことや、諏訪家の事情(ややこしい事ではなく、実生活に於ける)こちらも大変興味深かったです♪



そして、インタビュアー/筆者さんは最後


不世出の天才 諏訪根自子嬢の家庭人としての半面に接し、ほのぼのと心温まるものを感じながら、御好(厚)遇を謝して、表に出れば、山陰に鶯の囀りを聞き、鎌倉の街は眠つたやうに静かであつた。



と綺麗に締められている。

まさにそんな内容・読後感のインタビュー記事であり、また人となりの別の一面を垣間見させて頂いた気分になりその通りほっこりとした心持ちになりました110.png ナイス!



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我が家の家族、ゴリ子。


我が家のペット


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by one_after909 | 2023-03-06 14:06 | 諏訪根自子 | Comments(0)
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